2015年02月06日

ヨルダン人パイロット焼殺

ヨルダンのパイロットが焼き殺されるビデオを見ました。これはイスラム国が制作した一つの作品だと思いました。表現されたものです。もちろん作り物というのではなく、ドキュメンタリーとも言うべきものです。

彼らは焼き殺す場面ばかりでなく、「何故?」という問いかけをしています。アメリカやヨルダンの空爆で殺されたり、重傷を負った人々も撮影しています。それこそが彼らの主張のはずです。

焼き殺すのは残虐です。しかし、空爆によって殺された人々、特に武器を持たない女性や子供たちを空爆をしたパイロットや、それを命じたものたちは全く残虐さを持たないのか。同じです。ただ、それが我々の目の前には提示されないことや提示されても、悪を殺すためにしょうがないようなことになっているので、容認してしまうのではないでしょうか。

残虐な彼らですが、過去のイラク戦争等で彼らの親族や友人知人が何人も犠牲になっているに違いありません。その憎しみがこういう行動を取らせるのだと思います。私の母は95歳になりますが、いままで最も回数の多い話は、戦時中に妹二人がアメリカの空爆によって焼き殺されたこと、弟一人も仕事場で爆弾で死んだことです。子供好きだった祖父は気が狂わんばかりになったそうです。

嫁ぎ先から帰省した浜松は焼け野原で駅から遠くの果てまで何もなくなっていたと、広島の原爆後みたいな惨状だったと話します。母でさえアメリカに対して「一人じゃ何もできんしなあ、どうやってやるか、、、日本はアメリカの言いなりになっている」そんな風に言います。しかし、母の思い出は、どちらかと言えば、憎しみとともにではなく、無念さとともにです。それは日本人全体にある穏やかな性格故ではないかと思います。

アメリカに散々空爆され、最後には広島長崎に原爆を落とされ、どれだけ一般民衆が殺されたでしょうか。イスラム国の人々が体験したことと同じ体験をした日本人はまだ無数にいるでしょう。ときどき、アラブ諸国の人々が「日本人は広島、長崎に原爆を落とされたのを忘れたのか」みたいなことを言うのを聞くことがあります。確か、リビアのカダフイも言っていたと思います。

それを聞いた時「え、アラブの人がそんなこと知り、そんな風に思っているんだ」と驚きました。アメリカから攻撃を受けて悲惨な目にあった日本とアラブ諸国。しかし、捉え方が全く異なるのです。すべてとは言わなくても、彼らの一部は復讐心に燃えてしまうようです。特に武器を持たない一般民衆、特に女性や子供への攻撃に対して。

平和主義の我々は憎しみを攻撃に変えることはなかったのですが、根底には同じものがあるのです。だからアメリカ憎しになればいいとは思いませんし、イスラム国万歳とは言いません。ただ、根本的問題はアメリカをはじめとする西側のアラブ諸国への攻撃や、その対応にあると思います。

それを知った上で、このビデオを見、このイスラム国のことを考えないと間違った解釈をしてしまうと思います。アメリカや周辺国がまず、攻撃を止める。彼らの言い分を聞く。それが何故できないか?

それはアメリカの恥部をさらすことになるからでしょう。しかし、この点が明らかにならない限り、この様相は変わることがないと思います。マスコミも「何故?」の部分を追求しなければいけません。

冷静に見ることができれば、見てください。以下焼殺映像サイト。4分くらいから。
http://video.foxnews.com/v/4030583977001/warning-extremely-graphic-video-isis-burns-hostage-alive/?#sp=show-clips
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