2015年01月13日

サイバー攻撃の応酬

ハッカー集団がイスラム過激派を、イスラム国は米軍をサイバー攻撃したという。サイバー攻撃の応酬が始まっている。この結末はどういうことになるだろうか?ネットやパソコンの専門家ならば、あるいは高度なアマチュアならば、世界中の誰に対してもサイバー攻撃ができるということならば、もうすでに世界は隠し事のない世界になりつつあるということだろうか?神様のように、人間はそれぞれがそれぞれのことをすべて知るようになる世界に近づいたということだろうか?何か良いような、悪いような世界。

「いつもお天道様が見ている」というのが、悪いことをしないための昔からある日本の言葉だったけれど、「ネットですべて筒抜けだよ」というのは、愚かな人類をさらに愚かにする言葉になりそうな予感がする。あるいは早々にネット社会から抜け出るか?それも一定量が無い限り、無情報という、ある面危険な方向でもあるし、、。あるいは一度ネット社会が崩壊して、新たな社会が生まれるのか。

以下情報転載

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150112-35058867-cnn-int
ハッカー集団、イスラム過激派サイトを攻撃 仏紙テロに報復

ニューヨーク(CNNMoney) 「アノニマス」を名乗るハッカー集団が、フランスの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」に対するテロへの報復として、イスラム過激派のウェブサイトをハッキングしたと公言した。

問題のフランス語のイスラム過激派サイト「ansar−alhaqq.net」は現在、アクセスしようとすると別の検索サイトにつながる状態になっている。これに関連して同ハッカー集団は、短文投稿サイトのツイッターに開設した報復作戦アカウント「OpCharlieHebdo」に犯行声明を掲載した。

アノニマスはさらに、イスラム過激派が使っているとされるツイッターのアカウント数十件の名称をインターネット上で名指しした。

アノニマスは9日、イスラム過激派に対する「宣戦布告」としてOpCharlieHebdoのアカウント開設を発表。ユーチューブに投稿したビデオで、アルカイダやイラク・シリア・イスラム国(ISIS)などのテロ組織が関与するウェブサイトやソーシャルメディアネットワークをダウンさせると宣言していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150113-00000005-ann-int
イスラム国?米中央軍のサイトにサイバー攻撃か

 イラクとシリアで、過激派組織「イスラム国」への空爆を行っているアメリカ中央軍のツイッターなどのアカウントが、イスラム国と関係するとみられるグループにハッキングされました。

 アメリカ中央軍のツイッターのアカウントは、イスラム国をイメージする画像に変えられました。そのなかで、「アメリカ兵よ気をつけろ」「我々はアメリカ兵とその妻と子どものすべてを知っている」とのメッセージが掲載されました。また、アメリカ中央軍のユーチューブのアカウントには、イスラム国の宣伝ビデオが掲載されました。2つのアカウントは、その後、すぐに凍結されました。アメリカ国防総省は、ハッキング被害を認め、適切な対応を取るという声明を発表しました。ホワイトハウスのアーネスト報道官は「深刻に受け止め、調査している」と述べました。
posted by 究明 at 09:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 事件・事故・暗殺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月16日

何じゃ こりゃ?  世界的偽造映像!

対テロ結束デモの各国首脳の腕組み写真
00.jpg


実は、たったのこれだけ?
paris.jpg


以下、情報源http://oka-jp.seesaa.net/article/412399241.html

世界の首脳たちのパリでの追悼行進は、他の路上で演じられた

パリでおこなわれた大規模な追悼デモ行進で、世界の指導者たちは人々の先頭に立って歩いてはいなかった。その時、彼らは、閉鎖された道路で治安部隊に守られていた。

この「演劇」は、政治エリートたちと市民たちの間のギャップを示している。

しかし、現代の政治政策者は、自分たちの信頼性を危うくさせないための、このような茶番イベントを行うべきではないと我々は考える。

パリでテロ犠牲者たちの追悼のための壮大な連携が見られた 1月11日の行進の後、これらの首脳たちの写真は、世界中に広まった。

この日、すべてのテレビチャンネルには、世界の指導者たちが映され続けた。
それは、世界の指導者たちが市民たちと団結して、追悼行進に参加する構図だった。

しかし、この日、世界中で報道された「市民たちのトップに立って行進する指導者たち」の錯覚は、写真によって、すぐに、それが幻想だと判明した。

指導者たちは、市民たちの先頭にはおらず、実際には、レオン・ブルム通りの閉鎖された道路にいた。そして、指導者たちの後ろにいるのは「市民」ではなく「治安部隊」だった。

これらが撮影された場所は、地下鉄駅のヴォルテール近くだと、ル・モンド氏は確認した。

この日のデモ行進をフルで報道したメディアは、皮肉なことにロシア国営のロシア・トゥディで、この日のデモを5時間の長さで動画報道した。

その動画を、フランスの編集手腕の中を進みながら見ると、キーとなる場面が 2:00:00 から、2:33:05 のシーンにある。政治家たちが手順に従って準備していることがわかるかと思われる。(下の映像参照)

政治家たちが行進をやめる。
その道路にはなぜか異様な静寂が漂う。
フランスのオランド大統領が仲間たちと場所に向かい、握手をする。

それらの映像は、まるで市民たちと共に行動しているように見えるが、デモに参加した市民たちの中に、指導者たちと握手した者はいないし、ふれあった者も1人もいない。

多分、指導者たちは、撮影現場からリムジンで帰宅したのだろう。

これを最初に報じたのは英国インディペンデントで、英国ミラーも報道した。
ファイナンシャル・タイムズ紙の記者は、ツイッターに以下のように投稿した。

このような”演出”にはいくつかの問題がある。それは、世界のすべての政治社会は誤魔化しであるという真実の陰謀論の意見が育ってしまうということだ。実際、今回のことで、トップのエリート政治家たちは一般大衆の波の中に入ることは決してしないということがわかってしまった。

また、メディアが「真実」を報道していないこともわかってしまった。

しかし、あなたがたは、このことを読者や視聴者たちに伝える必要がある。

そして、第2の問題がある。それは、われわれ DWN を含む報道メディアの多くが、ライブでの取材ができなかったことだ。

したがって、私たちは映像や写真を DPA (ドイツ通信社)から得なければならなかった。
DPA は、非常に慎重に映像・画像を操作する。

ともあれ、「パリの路上で各国の政治指導者たちが、フランスの一般市民たちと共に記念行進をした」ということについては、それはまったく実現していない「幻想」であった。

そして、最も重要なことは「政治とドラマの境界線は一体何なのか?」ということだ。

今回の件が示すことは、政策にも儀式が必要だということだが、問題は、メディアと市民たちが、これらの儀式を広めるもととなってしまったことだ。

今後、市民たちも、あるいは多くのメディアも、政治家のどんな声明をも疑うようになるだろう。

それは、政策が絶望的なピエロとして進むことを示している。

5時間の詳しい映像(2:00:26より熱気のないウソっぽい首脳たちのデモ開始)


映像を見ていると、平和へ前進したというよりも、危険な地帯に足を踏み入れたように感じる。

ついでに日本の報道の仕方

posted by 究明 at 07:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 政府 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月22日

イスラム国との交渉の協力を申し出た二人の日本人

「イスラム国」による日本人人質事件に関して、その交渉の協力を申し出た二人ーイスラム学者と現地に詳しいジャーナリストーの話を聞くと、日本のマスコミには出ないイスラム国、あるいは日本の捜査機関のことがよくわかります。

田中考・イスラム学者

情報源 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150122-00002582-bengocom-soci

「交渉できるならイスラム国に行く用意がある」中田考氏がメッセージ(スピーチ全文)

中東の過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件に関して、イスラム国の司令官とされる人物と古くから交流があるというイスラム学者・中田考氏(同志社大客員教授)が1月22日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。

中田氏はイスラム法学・神学の研究者で、イスラム教徒。外務省の専門調査員としてサウジアラビアで働いた経験があり、シリアには10数回、渡航したことがあるという。ただ、現在は、イスラム国に渡航しようとした北大生を手助けしたとして、警察の捜査対象となっている。

中田氏は、イスラム国が日本人2人の命と引きかえに、身代金2億ドルを要求している背景について説明。「人道支援という条件を課したうえで、イスラム国周辺国と同じ支援をおこなうべきだ」と提言した。さらに、中田氏は、イスラム国に向けて、日本人人質の解放するよう求めるメッセージを述べた。





以下、中田氏が会見冒頭におこなったスピーチの全文を掲載する。



●「イスラム国と戦う」という発言は不用意だ



私は被疑者の立場にいますので、マスコミの質問も避けていましたし、イスラム国とのコンタクトも避けていました。それは私にとっても問題ですし、先方にとっても迷惑がかかるというのがありました。今回こういうことで、人命がかかっていますので、みなさんの前でお話することにしました。



今回はタイミングとして、安倍総理の中東歴訪にあわせて発表がありました。安倍総理は、中東に行ったことが地域の安定につながる、和平につながると信じていたのだと思いますが、残念ながら、非常にバランスが悪いと思っています。

イスラエルの入植地について反対を直言することで、バランスのとれた外交をおこなっていると信じているのだと思いますが、中東において、そもそもイスラエルと国交を持っている国がほとんどないという事態を正確に実感していないのだと思います。

これは中東、アラブ、イスラム世界では非常に偏った外交だと見られます。

(安倍総理は)記者会見の中で「難民支援、人道支援をおこなっている」と強調していましたが、もし難民支援、人道支援ということで今回の中東歴訪があったのだとすれば、300万人といわれている「シリアからの難民」の半数以上がいるトルコを最優先にすべきです。トルコが外れているところで、「難民支援、人道支援をする」と言っても通用しないと思います。



訪問国として、エジプト、パレスチナ、ヨルダンと、すべてイスラエルに関係している国を選択している時点で、アメリカとイスラエルの手先と認識されます。人道支援、難民支援のためと理解されないことは、中東を知る者としては常識です。

「中東の安定に寄与する」というのは理解できる発言ですが、中東の安定が失われているのは、イスラム国が出現する前のことです。

その中で、わざわざイスラム国だけを名指しで取り上げて「イスラム国と戦うため」と言いながら、「人道支援だけやっている」と言っても、通用しない論理だと思います。

日本人の人質2人がいることは、外務省も把握していたことです。その中で、わざわざ「イスラム国と戦う」と発言するのは、非常に不用意だと言わざるをえないと思います。



●「交渉パイプ」がないと話にならない



テロリストの要求をのむ必要はもちろんないわけですが、しかし、そのことと「交渉するパイプを持たないこと」とは、まったく別のことだと思います。たとえ無条件の解放を要求するとしても、実際に人質2人を解放するために安全が確保されるのか、その間の空爆を止めることができるのか、誰が受け取りにいくのか、どこで受け取りにいくのか。そういったことを正しい相手と正しく話すパイプがないと、そもそも話になりません。



これまで、今回と似たようなケースで「仲介者になる」という偽者が多くあらわれて、それにアメリカがだまされるというケースがたくさん起きています。今回も、そういうおそれがあるわけです。

イスラム国の呼びかけは、安倍政権だけではなく、日本国民に対する呼びかけという形をとっていました。それに対して、われわれは応えるべきだと思っています。もちろん、われわれは民主主義をとっている国ですので、安倍政権に賛成する人間がいれば、反対する人間もいる。その中で、われわれにどういう対応ができるのかが、問われているのだと思います。



●援助が適切な人に届いていない



ここからは、私個人の提言になります。これはもちろん、イスラム教徒、イスラム学者としての立場でもありますし、同時に日本国民として、アメリカ、日本に受け入れられるギリギリの線だということで提言させていただきます。



安倍総理が言ったとおり、日本は、イスラム国と戦う同盟国側に援助するわけですけども、あくまで人道支援に限られるという論理は、イスラム国に対しても同じように適用されるべきだと思っています。

これまでも、人道援助、経済援助の名のもとに、アフガニスタンやイラクに関して、日本や国際社会は多くの援助をおこなってきましたが、それが適切な人のもとに届いていなかった。特に、スンナ派の人々の扱いが非常に悪かった。それが、今回の事件の根源にあります。



現在のイスラム国の前身は、イラクのスンナ派イスラム運動です。彼ら自身は、アメリカによってイラクが攻撃されたことを、彼らの体験として覚えています。サダム・フセイン政権が倒れたときは、彼らも含めてほとんどのイラク人は、アメリカを歓迎していました。それが数カ月で「反アメリカ」に変わった。空爆その他で、たくさんの人が、特に女性や子どもが殺されたが、それに対して、まったく補償がされていない。現在、それが繰り返されており、イスラム国の支配地域で、多くの人びとが殺されています。



国際赤十字、中東地域では「赤新月社」と呼ばれている団体は、イスラム国の支配下にあるところでも、人道活動を続けていると聞いています。私の提言としては、イスラム国が要求している金額が日本政府の難民支援と同額ということですので、難民支援・人道支援をおこなうという条件を課したうえで、赤新月社を通じて、またトルコに仲介役になってもらって、難民支援や犠牲になっている人の支援をおこなうことが合理的であって、どちらにも受け入れられるギリギリの選択ではないかと思っています。



日本ではあまり大きく報道されていませんでしたが、イスラム国は1月17日に、ヤジーディ教徒350人を無償で、人道目的で解放しています。一つのメッセージだと考えるべきだと思います。



●72時間はあまりにも短すぎる



これから、イスラム国にいる私の友人たち、古い友人たちに私のメッセージを伝えたいと思います。

「日本政府に対して、イスラム国が考えていることを説明し、こちらから新たな提案をしたいと思います。しかし、72時間はそれをするには時間が短すぎます。もう少し待っていただきたい。



もし交渉ができるようであれば、私自身、イスラム国に行く用意があります。1月17日にヤジーディの350人の人質が人道目的で解放されたことは存じています。そのことは高く評価すべきだと思っていますし、印象も良くなっていると思います。



日本人を解放することが、イスラームおよびイスラム国のイメージを良くしますし、私もそれを望んでいます。また日本にいるすべてのムスリムも、そのことを望んでいます。72時間はわれわれにとって、あまりにも短すぎます。もう少し待っていただきたいと思います。

これを聞いていただければ幸いです。ありがとうございます
(転載終わり)

田中考氏の別なビデオ。


常岡浩介氏・ジャーナリスト

情報源 http://blogos.com/article/104020/

イスラム国に邦人が拘束された事件で、22日午後、日本外国特派員協会でジャーナリストの常岡浩介氏が会見を行った。午前中には同会場でイスラーム法学者の中田考氏も会見を行っている。

昨年、「湯川氏は身代金を取る材料にしない」と説明された

常岡氏:常岡浩介と申します。ときどき私に関してシャミル・ツネオカと報じられることもあり、あるアメリカ系のアナリストのウェブサイトではシャミルとコウスケはあまりにも似ている、なぜ二人いるのかと言われることもあるのですが、私はイスラム教徒でして、教徒としての名前がシャミルということです。 今日お呼び頂いたのは、イスラム国に2人が人質になっている事件で、私のお話を聞いて下さるということだと思います。

私は一昨年から数えて3回、イスラム国が支配している地域に入って取材したことがあります。後からわかったことですが、その地域に入って帰ってくるということは相当困難で、たくさんのジャーナリストやその援助者が拘束されたり、処刑されたケースもあります。

もともと私はイスラム国を取材しようと思っていたわけではなく、チェチェン紛争を取材していた経緯から、シリアで戦っているチェチェン人グループを取材しており、その中でチェチェン人がイスラム国のオマル司令官を紹介してくれたために、この人物と連絡が取れるようになって、イスラム国の取材ができることになるという、偶然的な幸運がありました。

そういう形なので、それほど重要な意味を感じないまま、連絡がつく状態になっていたところ、去年の8月ですけれども、この司令官から私のところにメッセージが届きました。「すぐにイスラム国に来てほしい」という内容でした。

そのときの彼の表現では日本人ジャーナリストと書いてありましたけれども、"私たちは湯川遥菜氏を拘束している。この人にはスパイの容疑がかかっており、裁判しようと思っているが、意思の疎通ができていない。彼は英語もアラビア語もできないので、日本語とアラビア語の通訳できる人を必要としている"。そして、残虐行為をしないこと、彼らの論理ですけれども、イスラム法に基づいて裁判を行ったという証明をしてくれる立会人、witnessを必要としている、ということでした。

この司令官の説明では、自分自身は湯川氏に会ったこともないんだそうです。しかし彼が従っている直属の上官が、湯川氏の処遇を決める権限を持っており、イスラム法に基づいて裁判を行うに通訳が必要であり、さらにジャーナリストを立会人にしたいと告げられたので、私のことを進言したそうです。そしてもう一人、通訳として、午前中ここで会見をした当時同志社大学にいらっしゃった中田考先生を推薦したそうです。

私は中田先生と連絡を取り合いまして、そういう連絡を受けたことに二人とも驚愕しました。これは今すぐにでもイスラム国に行くべきだと一致しまして、9月3日には日本を出まして、5日にイスラム国の領域にトルコから入り、6日にイスラム国が首都だとしているラッカ市で、オマル司令官と再会しました。それまでもオマル司令官とは取材で何度か会ったのですが、ラッカ市で会ったのも、ラッカ市に入ったのも初めてでした。オマル司令官が、私と中田先生を招待したから実現したということでした。

オマル司令官に会って事情を聞いたんですけど、やはり彼は湯川氏について、身代金を取る材料にしないということ、見せしめのための処刑をしないというのがイスラム国の方針であると説明しました。あくまでも彼らの表現で言うところの人道的、残虐な扱いをしない、イスラム法に従った公正な裁判をすると言いました。そして湯川氏に会わせてもらえるとの説明を受けたんですが、待てど暮らせど連れて行かれない。 見ていますと、オマル司令官は無線機を使って自分の上官に連絡を試みているが返事が来ない。さらに運が悪くというべきか、ラッカ市にたいしてシリアのアサド政権による過去最大の空爆が加えられました。死者50人のうち、35人くらいが市民だったと、欧米のメディアで報道されたのを確認しました。

その後もオマル司令官は上官への連絡を試みていたんですが、空爆による指揮命令系統の混乱で連絡が付かず、9月8日、入国3日後になり、司令官から連絡が入りました。連絡の内容は、一週間待って欲しいということでした。

その1週間というのは、1週間後にアポイントメントを入れるということではなく、その間応対できないからとにかく待って欲しい、仕切りなおしてほしい、ということでした。中田先生の方は待てないので帰るとおっしゃいまして、アラビア語が堪能な中田先生がいないと裁判も行われないので、私も一緒に帰ることにいたしました。

ただ、1か月後に改めて来るので、湯川さんに会わせてもらえないか、中田先生はタイミングが合わないので、私が英語と日本後の通訳をするので、英語とアラビア語の通訳を用意してもらえないかと、こちら側から提言をしたところ、オマル司令官は、それは可能性がある、と言い方をしましたので、また訪れるという約束のもと、私たちは帰国いたしました。

警察の妨害がなければ、私は湯川さんに会えた可能性があった

一旦日本に帰りまして、10月7日に再びイスラム国に向かうということで準備していたんですけど、前日の夕方16時ごろ、日本の警察、公安部外事第三課の職員が家宅捜査令状を持って我が家を訪れ、私戦予備・陰謀罪の関係先として捜索し、そして関係物を押収しました。

私が取材の準備として荷造りをしていたカメラやビデオカメラ、パソコン、スマートフォン、ハードディスクといったものを全て押収しました。その際には現金、パスポートも一旦押収されました。機材を一旦失ってるもんですから、翌日からイスラム国に向かうこともできず、取材も不可能になっていまいました。

家宅捜索のもっと深刻な影響がありまして、それは私が持っていたイスラム国関係の連絡先なども押収されたために、取材源の秘匿が不可能にされてしまったということです。他の秘匿するだけではなく、取材源の保護も難しくなってしまいました。 ですから、例えば私がオマル司令官に連絡をすると盗聴される危険性が大きくなる。向こうの連絡先がわかっているということは、逆探知されて、発信元を突き止められて攻撃されることもありえる。

家宅捜索の7人が我が家を出て行った直後にイスラム国関係に連絡先を入れまして、連絡先、Facebookなどを破棄して下さいと言いました。捜査当局に押収されたので、あなた方に危険が及ぶ可能性がある。当面連絡もできなくなる、ということを伝えました。

その10月6日の家宅捜索の後、およそ3ヶ月にわたってイスラム国にこちらから連絡することができなくなりまして、イスラム国側が何を言っているかという取材もできなくなったまま時間が過ぎていました。そうした中、今週火曜日、脅迫ビデオのアップロードが行われ、これを見て驚愕しました。

私が3ヶ月前まで聞いていた話では、緊急の危険があるわけではないと聞いていました。イスラム国自身が、彼を身代金を要求したり、見せしめの殺害をしないと明言していたので、連絡ができなくなって3ヶ月が経っていたわけですが、それほどの危機感は持っていませんでした。ですからあのビデオをみて、状況がひっくり返っていることに驚いたのです。

9月にイスラム国に行った結果は、日本のメジャーなチャンネルで発表しています。私が湯川さんに面会する、裁判に立ち会う、彼を開放できるかもしれないということも報道しています。警察は私の再出発の妨害をして、湯川さんを助けられるかもしれない機会を奪ったということになります。機会を奪うかも知れないということを、警察は知っていたはずです。

警察は11月には私に電話してきて、"お前も容疑者である"と言ってきました。そういう捜査も聞いたことがありません。検察への送致もしていません。捜査は着手から3ヶ月経っているんですけれども、もちろん起訴されていない、警察が処理していないということです。はっきり言うと、私戦予備罪というのは過去に適用されたこともない事件でありまして、妥当性があるのかないのかも疑わしい事件で、警察は強行的に私たちの情報を奪っていったと言ってていいと思います

そして、もし警察が妨害をすることがなければ、私は湯川さんにイスラム国で会えた可能性があったと考えています。私たちは彼の裁判に立ち会って無罪にする見通しもありました。というのも、彼は自分の日記に"シリアでイスラム教に改宗した"と書いていました。イスラム法では、改宗した人間は、改宗前の罪が許される。ただ、イスラム国はそれを知らないまま、裁判を行おうとしていますので、彼がイスラム教徒になったということを証明すれば、裁判で無罪を取れる可能性がある、助けることができたかもしれない。 もしそうなれば、後藤健二さんは無理してイスラム国の圏内にはいることはなかった。 言ってみれば、警察の捜査が、湯川さん後藤さんの危機的状況を引き起こしたとすら言えると思います。

警察が私たちの取材の妨害をした代わりに何をしたのか。湯川さんが誘拐されていたのに、捜査を進展させたとは思えない。10月初めには後藤さんが拘束されていることも察知していたはずなのに、やっていたのはネットサーフィンだけでした。

72時間という期限が切られて初めて捜査本部が立ち上げられる。過去5ヶ月間、誘拐犯とのチャンネルが作れなかった捜査当局に、3日間で何ができるのか疑問です。この期に及んでも、私と中田先生を容疑者扱いしているからだと思うのですが、チャンネルになってほしいと言ってこない。外務省も同じです。邦人の命を救うつもりがあるのか、首を傾げざるを得ない。

私は警察の捜査は違法であり、私戦予備・陰謀罪は成立しないことが明らかであると言って、捜査に協力できません、取材源の秘匿も守らなければいけないと言ってきたのですが、邦人の命を助けるための活動は、捜査力とは別問題として、どんな協力でもしようという意思を持っています。必要であればイスラム国にも行こうと思います。それでインターネットに、自分は救出活動に協力する用意があると書いたところでした。 今の所、日本の捜査当局、外務省からの協力依頼、それ以外からの接触もない状態です。時間が迫る中、なぜ日本の警察や外務省に積極性が見られないのか、疑問です。

質疑応答

ー今もイスラム国の司令官とコンタクトがあるのか。その場合、どのように交渉するのか。また、北海道大学の学生を送り込もうとしていたと報じられていることについては。

常岡氏:私も中田先生も、10月の時点まで、湯川さんのことで身代金を取らない、湯川さんを殺さないと聞いていたのに、現在正反対の要求が行われている。なぜそういうことになったのか。何かの理由があるのではないかと聞きただすつもりです。何か日本の政策に戻す条件はあるのか。

例えば今、話題にされているのは、脅迫ビデオの中で、安倍総理が2億ドルを拠出すると発言したことについて、十字軍への支援であって、イスラム国の女性や子どもを殺すのに使われると言っているが、本当に彼らがそう思っているのであれば誤解を解くためと説得ができるわけです。

もし彼らがわかっていてやっているのであれば、建前上イスラム法に従えば、わかっていないふりをしてイスラム国への攻撃に関与していない外部の人間を脅迫することは許されていないはずです。そうやって、彼らが10月まで言い続けてきたこと日本人を殺さないという状態にどうすれば戻すことが可能なのか、まず聞くということです。

次に、僕が北海道大学生を戦闘員として送り込もうとしていたという風に報道もされていましたし、警察はいまだにそう主張していますが、最初に学生に接触したのは僕でした。他に読売新聞や何社かが接触していますが、全てのメディア関係者が、彼にイスラム国に行く意思はなかったと判断しています。僕自身も3回会っていますが、彼にその意志はない、口では適当なことを言い続ける人とだと考えています。

彼はいまだにTwitterで毎日色んな話をしていますが、その内容に、シリアで戦う意思については発言していません。警察の捜査が入る前もそういうことは話していません。中には女性とセックスする話を延々と語っていますけれども、全くシリアと戦うような素振りはないわけです。本当に口からペラペラ喋っている人間であって、そういう一種の放言のようなことを、警察は捕まえて自分たちの手柄に利用しようとしていただけであって、捜査は架空のものであるとしか見られません。

また、司令官とのコンタクトがあるのか、という質問ですが、こちらからのコンタクトはしないようにしています。けれども、ほかに構成員で、エジプト人グループなどから、こちらは危ないからアドレスを削除をしろと言っているのに抜け抜けと連絡しているケースがあるので、警察の監視下にあるよと連絡しています。そのひとたちとはあまり重要な話はできていません。

ー72時間というデッドラインで、人質が生存し続ける可能性は。また、もし、何か悪いことが起こったら、イスラム国のせいだと思うか、日本政府のせいだと思うか。

常岡氏:状況はほとんど絶望的だと思っています。イスラム国はビデオで殺害予告をした人間を確実に殺害してきました。予告された後で助かった人はいないんではないでしょうか。助かったのは、ビデオの公開前にお金の交渉をして解放された人間に限られている。今回、お金の要求があったらしいですけれど、その後で予告が出ている。

ただ2億ドルを払うことは現実的でないので、相当絶望的な状況に陥っていると思います。ほとんど望みは少ないですけども、それでも助けられる方法があるとすれば、イスラム国と直接対話すること。直接対話できるチャンネルを私と中田先生が持っているのに、日本政府が活用しようとしない。これは最大の問題だと思います。

もし、最悪の事態が起こったら、誰が悪いのか。もちろんイスラム国に責任がありますし、その状況に対し対策することができるのにしなかった、日本の政府というよりも捜査機関、外事第三課は、第二の責任者として責められるべきところがあると思います。

ーお答えしにくいことだと思うが、身代金は支払うべきなのか、やはり毅然とした態度で臨むべきなのか。また、こちらから代案を提案する方法はあるのか。

常岡氏:身代金を払うべきなのか払うべきでないのかというと、僕の意見は払うべきではないです。払ったお金でイスラム国は活動していることがかなり明らかになっている。犯行が繰り返されるだけだと思っています。

他に手がないのか。こちらから提案ができるのかと言うと、いくつもできると思う。彼らが言っていたようにイスラム法廷を開いてくれればいい。そうすればこちらから証人を立てることもできます。完全無罪が取れないとしても、たとえばムチ打ち刑で許されるのであれば、首を切って殺されるよりましです。あるいはイスラム法に懲役刑はないかもしれませんが、懲役刑を出すなら、その場で殺されるよりはましです。そうやって、少しでも譲歩を引き出す手はあると思います。

ひとつには、イスラム国は本音と建前を使い分ける組織だと僕はみなしていますけれども、建前がある以上、彼らの建前を主張する戦い方もあると思う。イスラム法に従えばこうでしょと。そうすれば、少なくとも後藤さんを殺す必然性はないはずです。

------
会見の終了後、会場を後にする常岡氏に、記者たちから次々と質問が飛び交っていた。常岡氏は、中田氏とも連絡を取り続けており、こちらから外務省などに問い合わせをすることも話し合うという。



常岡浩介氏の別なビデオ



posted by 究明 at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 事件・事故・暗殺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月23日

後藤健二氏の母、石堂順子さんの緊急会見

普通の主婦ではなく、つまり自分の生活にあくせくするだけではない方だと思われる。日頃、環境や戦争の問題など考えている人なので、訴えたいことも多々あったのだろうと思う。ただ、記者会見などしたこともなく、要領も悪く、支離滅裂さを批難する人もいるけれど、こういう人が多ければ、こういう事件も起こらなくて済んだと思う。貴重な方だと思います。この母に育てられたのならば、後藤さんは間違いなく、自分の命を顧みること無く正義に命を賭けた人だと思いました。それがイスラム国の人たちに伝わればと祈っています。

こういう発言があります。

「この地球は大切にしなければいけない、たった一つの、私たちのために神がつくってくださいました、自然がつくってくださいましたものを、その貴重なプレゼントをなぜ壊すのか、私はわからないのです。原子力を使い、地球を汚し、大気圏を汚して、そして何を求めようとするのか、私には全然わかりません。 」

「自分だけの利己的な幸せ、そういうことではなく、世界中の方たちが生活しているこの地球を守ること」

こういう発言とイスラム国とのことは無関係に聞こえるけれども、イスラム国にしても、それに敵対する国にしても、日本にしても、あっちもこっちも自分勝手で地球全体のことを考えた行動をしているとは思えない。結局、みんなで地球を崩壊の方向に向けているのは同じなのではないか。そういう思いがまとまりもなく、この悲惨な事件の関係者として頭が混乱した中で一緒になって出てしまったのだと思う。



石堂さんの冒頭発言

大変お忙しい中貴重なお時間をいただき、感謝申しあげ、一生忘れません。

私は石堂順子と申します。ジャーナリスト・後藤健二の実の母親でございますが、日本国民、そして日本政府の方々そしてここにお集まりの方々に感謝とご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。

私はこの3日間、私の身近にどのようなことが起こっているのか全く計り知れませんでした。そのために、皆さんに大変お忙しい中を、ご迷惑をおかけしてしまうことを心よりお詫び申し上げます。

昨日健二の妻である嫁と初めて電話で交信いたしました。聞きますと、2週間前に赤ちゃんが生まれたそうです。私はびっくりいたしました。生まれたばっかりの2週間しか経っていない子どもを置いて、なぜ遠い所に行ったのですかと質問しました。

そうしましたら、先に拘束されている知人を助けるために、救出するために、何が何でもという形で飛んでいってしまった、と申しておりました。私はその時感じたんですが、この地球は大切にしなければいけない、たった一つの、私たちのために神がつくってくださいました、自然がつくってくださいましたものを、その貴重なプレゼントをなぜ壊すのか、私はわからないのです。原子力を使い、地球を汚し、大気圏を汚して、そして何を求めようとするのか、私には全然わかりません。

今日こうやって皆さんにお会いすることも、どこで聞いたのか、私の近いところからは会見をやめるように言う電話がいっぱい入っております。しかしそれは間違いだと思います。皆様がお忙しい中、人類のために、そして身近では私どもの拙い息子のために、お忙しい中、お時間をつくって下さったものですから、感謝を申し上げる、これが当たり前ではないかと思いまして、電話を無言で切らせていただきました。

私はこの3日間、ただただ、何が起こっているのかわからず悲しく、迷っておりました。

健二はどういう子どもだったかと申しますと、小さい頃から、それもまだよちよち歩けない頃から、幼いお友達がいますと、いつもいつも心優しく接していた子どもです。ですから、自分のところに出産したばかりの奥さんを置いて、そして生まれたばかりの乳飲み子を置いて出かけていったのだと思います。

昨日、その奥さんと名乗る方と初めて電話で交信いたしました。そして、私が驚いたのは、赤ちゃんを産んで、2週間にもまだ経っていないということなんです。私は健二に憤りを感じました。なぜ、そんな乳飲み子を残しながら、行くのかということ、友達が、友人がと言っても、2週間しか、子どもを守ってあげるのは親しかいないじゃないですか。心優しい子、正義感に燃えている子、と申しましても、なんかそこのところがちょっと解せませんでした。

もうひとつ、私は不思議でならないことがございます。それは、自分たちの地球を、自分たちの手で壊すということです。原子力、原子爆弾、そういったものを研究して、私どもが感謝しなければいけない地球を壊していく。そして、そこで生活している弱者を悲しみの落とし穴に突っ込んでいく。そのエネルギーがあったら、世界平和のために、それから地球を守っていく、そういった課題になる、将来を抱えた子どもたちのためになるような原子力であり、考え持つべきだと思っております。

私がいまこみ上げてくる涙を隠しておりますが、そのまま語っておりますが、それは、先ほど申しました原子力の問題です。地球を駄目にする、お水も駄目にする、すべてを駄目にする。それを一時の感情でどんぱちやるということ、それをぜひ阻止しなければいけない、そのように思います。

もし、原子力がいい方の活用じゃなくなるのであれば、私は、私の命をうしなうということも、全く厭いません。それはこの席ではっきりお申し上げます。

健二は、イスラム国の敵ではありません

ー締め切りは日本時間の2時頃だが、イスラム国に対して何かメッセージはありますか。(インドネシアの記者)

イスラムの方々も、私どもと一緒に地球の平和を考えて、すばらしい地球が作れるのであれば、私の命などはどうなってもよろしゅうございますので…それと、私はあんまり良い頭を持っていませんので、ぜひ皆様方からお知恵をいただければ本当に嬉しいと思います。

そしてイスラム国の皆さんにも申し上げます。健二は、イスラム国の敵ではありません。釈放を願って、そしてイスラムへの関心で渡った子です。

イスラムの国と一緒に恨み辛みはやめて、いい地球をつくっていただければ、ここにお集まりのみなさん全員の方々がそのような願いであると私は信じております。お忙しい中を、本当にこのような席を作っていただいて、ありがとうございます。私の命で代えることがあるのであれば、私は自分の命を提出することに何の抵抗も感じませんので、健二は正義感の強い子どもですから、釈放していただきましたら、いい結果がでましたら、きっと地球のためにも、子どもたちのためにも、未来のためにも、尽くしていける子どもだと思います。

どうぞ、健二はイスラム国の敵ではなく、二週間しか経っていない自分の子どもをいてまでもイスラムへ渡った人間です。日本は唯一の被爆国ですが、被爆の後もその地球は惨憺たるものでした。こういったものは、私の命と代えるのであれば、私の命などというものは粗末なものですので、悔いはいたしません。

地球を大切にしていただきたい。私はそれだけを願っております。

ー非常にお辛い中でご出席いただき、ありがとうございます。恐縮ですが、一番最近、健二さんと連絡を取られたのはいつごろですか?日本の一部報道では、イスラム国が直接お母さんに連絡をされたというものもありますが、それは事実ですか。

健二は、大変親思いな子どもでございましたので、行く前には、私のところには連絡がございませんでした。それはやはり、ひとつは心配をさせたくなかったこと。もうひとつは、自分の同胞が捉えられている。そこへ行くということには反対されてしまう、という思いだったのだと思います。

私はそういうことに対して反対する親ではございませんで、今日も私の知人、親戚からこの場所に電話をもらっております。"なぜこの会を出席するのか、それをやめろ"、という通知でした。私はここに集まって下さっている方々、全て、私と同じ考えを持っていると思うのです。自分だけの利己的な幸せ、そういうことではなく、世界中の方たちが生活しているこの地球を守ること、そういうことを願っていると思うので、そういうお話は断ってまいりました。

それから、私の父は軍人です。朝鮮とか、そういうところのかなりのトップだったと思います。私はいつも軍用車と、三角形のひらひらする旗のある自動車で送られていました。しかし、今、私どもが、写真を見ますと、私のおじいちゃん、教育者だったんですが、草履履きで私の朝鮮馬山の宿舎へ訪ねてきました。私はつい最近まで、おじいちゃん、なぜそんな格好で朝鮮へ来てくれたの、恥ずかしいという思いをしたことがありました。しかし最近わかったことは、ちゃんとした格好をすれば、家族とか周りの人々に反対されたんだと思います。それでひと目息子に会いたいその一心で、海峡を渡ってきたと思うんです。

私も、そういう切ない親の気持ち、そういうのは現在は非常によくわかると同時に、すべての地球上で住んでいるお母様方、どういう気持ちでいらっしゃいますか。

一生懸命母の手で育てて、そして戦争に敗れ、こういうことを少しも考えない方は居ないと思うんです。戦争はやめていただきたい。美味しい白米から麦ご飯に変えたとしても、それは母たちの喜びだとおもうのです、どうぞみなさんのお力で、健二の命を救って下さい。

ただ、私は自分の子どものことだけを言っているのではないのです。健二はユニセフとかそういった子どものことを非常に考えておりましたので、今度、命あって帰るならば、日本のみならず、世界中を回って次世代を担う子どもたちの教育にも携わっていただきたい、そして、原子力の無い国を作っていただきたい。そんな言葉をかけてやりたいとおもいます。我が身を捨てることですね。

戻ってきたら、世界平和のために身を尽くす若者にしたい

ー私の国では、イスラム国ではないですが、シリアで拉致された女性を救うために、身代金が払われました。つまり、国によってはもっと柔軟な態度をとるところもありまよと。そういうメッセージを日本政府に対して出しますでしょうか。(イタリアの記者)

生意気かもしれませんが、健二のしたことは、つまらないことと言われるかもしれませんが、しかし、生まれて2週間も満たない子どもを置きながら、同胞・日本人の救出に向かったんです。是非とも、優しい気持ちで行ったのではなく、もっとイスラムに対しても違う感情があったと思います。それはなぜかと申しますと、捨て身で行ったということです。 ということは、やはりイスラムの国、そういう方にも、色々会って話をすればわかりあえる地球人たちだと判断したからだと思います。

イスラムの方々に、日本人はみんな好意的に接していると思います。私もこのような場所でお話をさせていただきまして、これほど海外のジャーナリストの方々が捨て身で息子のためにやってくださっています。そこから想像するならば、きっとイスラム国の中でも、そういう方はいっぱいいらっしゃると思います。その時は是非日本に申し出て下さい。

日本国も、後藤健二のこういった行為のためにお力を貸して下さった御国だと思えば、そう思えなくても、日本は第二次世界大戦を経験しております、子どもたちが泣き叫び、体中の皮が剥けて、そんな悲惨な、無条件降伏をした国です。わからないことがはないではありませんか。私の命と地球を守ることの取り替えがきくならば、私はこの身を捧げても、やはり綺麗な地球を作っていきたい。子どもたちの未来を素晴らしい教育者を育てながら、そして平和を考えて育つならば、やっぱり子どもも喧嘩好きな子どもだけでなく、平和な心の子どもが育つのだと思います。

ーやはり母親の涙というのは、見ている人達の心が裂けるような気持ちになると思います。イスラム教の信者もやはり女性を尊重していると言われます。私の国フランスでは、自分たちの考えをデモなどを通じて、一生懸命表しています。

きょうは非常に特別な機会です。今まで色々なペーパーも用意されていると思いますが、そうではなく、母親の涙というのは最も強い武器でもあると思いますので、イスラム国の組織に何か訴える、お母様の正直なお言葉を言っていただけますでしょうか。彼を捕えている方々に、お母様としての言葉を述べていただけませんでしょうか。(フランスの記者)

イスラムの方々にお願い申し上げます。
私どもの子どもである後藤健二は、幼児にものを教える事、低学年から大学まで指導することを最大に得意としております。そして、イスラムのことは決して嫌いではなく、逆の人間だと思っておりますので、もし元気で帰ってきましたら、こういう国の、イスラム国と共に歩んでいる、そして世界にはこういう科学の力を持っている国もいる、そして第一番に子どもの幸せを考えている、こちらにいらっしゃいます方々のような方々もいる。

少しはあちらの言葉も覚えて来るかもしれませんので、世界平和のために身を尽くし、心を整えて学んでいく、そういう若者にしたいと思います。彼はお友達を救うために、今回イスラムに出発いたしました。健二は幼い頃から弱い子ども、そういった方々に優しい子でございました。

政府からの連絡はまったくない
―1977年に起きたハイジャック事件で、当時の福田首相は身代金を払って人質の釈放を実現したわけです。その際には批判もされましたが、福田首相は「人命は地球より重い」と言いました。そういった言葉を、安倍首相にも思い出していただいと思いますか。(イギリスの記者)

はい、非常にそれを願っております。
それと同時に、健二も幼稚園、小学校、中学校、それから大学までも教師をした人間ですので、是非イスラム国で日本で勉強したいというお子さんがいましたら、ぜひ健二に申し付けていただければ一級の指導をすると思います。

健二にとって、日本はイスラム教諸国の敵ではなく、友好関係の、そしてイスラムのお幸せを願っている、私などよりも平和を願っているからこそ、知人が捕えられたと聞けば、何を置いても、二週間しか経っていない赤子を置いても飛行機で行ってしまった子どもですから、イスラム国にもそのような御縁がございましたら、私も息子と一緒に全力を持って子弟教育に当たらせていただきたいと思います。

それから私の家も開放したいと思います。世界に精神のきれいな、平和を求める子どもたちを一杯作っていきたい。それが私の願いでございますので。それは健二が日頃いつも口にしていた言葉だからこそ、私の口を使って言わせているのだと思います。

―先ほどより、"イスラムの方々"と口にされていますが、健二さんを捉えている団体は「イスラム国」という団体で、イスラムの国々の8割、9割で"これは本当の国家ではない、そしてイスラムの信者のやるようなことではないことをする団体だ"と非難されていることはご存知でしょうか。

イスラム国が傭兵や犯罪者だったり、社会に不満のある人々による組織であることはご存知でしょうか。また、例えば地域の色々な諜報機関の出先である、とまで非難されている。 (シリアの記者) 「イスラムの人々に」とお話をされていますが、彼らが必ずしもイスラムを代表するものではないということをご存知でしょうか。

そこまでは存じ上げておりませんでした。失礼いたしました。 そのお話を聞いて、もしイスラムの方からお子さんが日本で勉強したいとか、そのような方がいらっしゃいましたら、私が全力を持ってお守りいたします。そして私の家でしっかりとお勉強していただくことをお約束いたします。

ーこの3日間、日本政府から何か連絡がありましたか?自分から政府と何か話をしましたか?(ロシアの記者)

全く日本政府から云々ということとか、そういったことはございません。ですから、お約束すること、皆様方の国から日本を知りたい、学んでみたい、みたいなお子さんがいましたら、日本国からは何の話もございませんが、ここで私は、私ができるかぎりのことをさせていただくことをお約束させていただきたいと思います。
posted by 究明 at 15:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 事件・事故・暗殺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

後藤健二氏 2014年7月11日のブログ

情報源http://ipgoto.com/archives/1829

It means “Lost Age” really. これこそ本当に「失われた世代」だ

投稿日:2014年7月11日 作成者: Kenji Goto

なぜ、彼らは死ななくてはならなかったのか?希望の光射す未来と無限の才能を持っていたのに。これから好きな女性ができて、結婚して、子どもを産み、家族を持てる十分な機会があったはずなのに。戦いに疲れ果てた人たちは口々に言う。「死んだ者は幸いだ。もう苦しむ必要はなく、安らかに眠れる。生きている方がよっぽど悲惨で苦しい」と。皮肉だが、本音だ。彼らは兵士でも戦場を取材するジャーナリストでもなかった。外国人と交流して異文化を味わうことを楽しみ、すべての時間を市民のために自分のできることに費やし、自分で思考錯誤しながら技術と得意分野を真っすぐに成長させて行った。

オマールはあの時何歳だったか?革命を信じたお子ちゃまカメラ少年は、いつの間にか生き生きした映像を録る勇敢なカメラマンになっていた。ISISに殺された。

そして、ハムザ。戦争孤児や貧しい家庭1,000世帯に、毎朝パンを届ける慈善団体を切り盛りする天才肌の若者だった。7月10日、空爆の犠牲になった。

彼らは、いつも笑顔でこちらの頼みを聞いてくれた。一緒にお茶を飲み、甘いお菓子を食べた。感謝のしるしに日本製の時計を、コンデジを、プレゼントした。戦時下では、プレゼントできること自体が嬉しいものだ。

世界各地の紛争地帯で、私の仕事を手伝ってくれた人たちが、もう何人亡くなっただろうか?

でも、私はまだ生きている。生きて自国に戻り、「伝える」仕事に集中することができる。

彼らが死ぬなどと真にイメージしたことは正直なかった。

鮮烈に蘇る彼らの優しい笑顔。

ボー然としたところで、「なぜ?」と考えたところで、彼らはもう戻って来ない。

どうか、神様。彼らに安らかなる日々をお与えください。

cropped-IMG_09231.jpg

posted by 究明 at 20:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 事件・事故・暗殺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月24日

イスラエル ≒ イスラム国(ISIS)

田中宇氏の情報からですが、この情報を簡単に説明すれば、

イスラエル  イスラム国(ISIS)

イスラエルは一部のイスラム系が野蛮で、非道で、テロリストであるという
評判を立てたい。そうすることで、国際的に一致団結してそれに敵対する
構図を作り、国際軍が中東にずっと駐留してイスラエルを守ってくれる
状況を生み出す。日本はその裏のつながりを陰謀論扱いしているところが
懸念される。

情報源  http://tanakanews.com/150123ISIS.htm

一部転載

・・・・・・・・・・・・・・

偶然だろうが、安倍と同時期にマケイン上院議員ら米議会のタカ派議員たち
がイスラエルを訪問しており、安倍はイスラエルでマケインらと会って懇談し
た。マケインは以前、シリアを訪問して反アサド武装勢力と面談して鼓舞し、
その中にのちにISISの幹部になる人々が含まれていたことで知られる「隠
れISIS支援派」だ。

・・・・・・・・・・・・・・・

日本が米タカ派から圧力を受けて親イスラエルの傾向を強め、その反動とし
てISISが誘拐した日本人を殺すぞと脅しても、米タカ派やイスラエルが本
当にISISやアルカイダの敵であるなら、米イスラエルと協力してISIS
と戦う安定した構図が存在しうる。しかし実際は、米タカ派やイスラエルが本
当にISISやアルカイダの敵であるかどうか大きな疑問がある。アルカイダ
や、それがバージョンアップしたISISは、米タカ派やイスラエルが中東支
配に好都合な「敵を演じてくれる勢力」として育て、こっそり支援し続けてい
る疑いが濃い。

・・・・・・・・・・・・・

正月早々、米軍機がシリアで反ISISの武装勢力に支援する武器を空中か
ら投下したところ「間違って」ISISの駐屯地に武器を投下してしまう事件
が起きた。イラクやイランの軍幹部は、米軍が意図してISISに武器を支援
したと考えている。

・・・・・・・・・・・・・

 ISISと最も効果的に戦っているのは米国でなく、イランと、イランに支
援されているシリアやイラクの軍隊だ。米国では、オバマがISISと真剣に
戦う気があるようだが、国防総省はISISと戦う気がなく、それに気づいた
オバマが現場の司令官に直接攻撃を指揮する傾向を強め、国防総省がオバマを
煙たがっている。この対立の余波で昨年、ヘーゲル前国防長官が辞任した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

NYタイムスの07年の記事によると、国防総省はISISの指導者バグダ
ディが存在しない架空の人物であると知っており、アルカイダがイラクに入り
込むために架空の指導者をでっち上げて過激組織(のちのISIS)を作って
いると報じている。米当局は、架空の人物とわかっているのに今もバグダディ
をISISの最高指導者として発表し続けている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ゴラン高原の国連監視団によると、イスラエルはシリアで負傷したISIS
の兵士をゴラン高原経由で自国の病院に受け入れて治療している。米軍がヨル
ダンで訓練したシリアの「穏健派反政府兵士」たちが、イスラエル領のゴラン
高原を経由してシリアに入り、ISISに合流している。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ISISやアルカイダが、米イスラエルによって敵として作られた勢力であ
っても、ISISやアルカイダの行動のすべてが米かイスラエルの命令による
ものということではない。しかし、たとえばISISが米欧や日本人を人質に
して身代金を要求したり処刑する動画を世界に公開したりするのは、欧州諸国
や日本をISISとの戦いに参加せざるを得ない状況にして、それを米国が指
導する構造を作り、国際軍が中東にずっと駐留してイスラエルを守ってくれる
状況を生み出すことにつながる。

(これまでに発表されている、米欧の人質が処刑されている映像の中には、
ISISが合成したニセモノが含まれているとの指摘がある。ISISを支持し
て支配地域に入った米欧人が、ISISの存在を誇示するため、自分が殺され
る光景を撮して世界に発表する画策に賛成し、ニセモノの動画が作られた可能
性がある)

・・・・・・・・・・・・・・・・・

フランスでは、仏政府が年末に国連でパレスチナ国家の創設決議案に賛成し
たり、パレスチナ和平を進めないイスラエルを制裁する態度を強めたところ、
年初にパリで反イスラム的な雑誌社やユダヤ教徒向け(コーシェル)のスーパ
ーマーケットが襲撃されるテロが起きた。国際政治の舞台に立って選挙に勝ち
たいネタニヤフは、仏大統領に断られたのにパリのデモに参加し、アフリカの
大統領を押しのけて最前列に立った(仏政府は彼が最前列に来ることを事前に
認めていたが)。パリのテロ事件をめぐる話は改めて書きたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・

ISISに捕まった日本人を救出するため、日本政府はISISに関する情
報を多く持つ(ISISの生みの親である)イスラエルや米国防総省、米タカ
派議員など「軍産イスラエル複合体」に頼る傾向を強めざるを得ない。日本政
府が、米イスラエルとISISとの裏のつながりを察知した上で、米タカ派や
イスラエルと協調するならまだしも、そうでなく米イスラエルとISISとの
つながりを陰謀論扱いして無視して動いているように見えるだけに懸念がつのる。
(転載終わり)

✻文中「ニセモノの動画が作られた可能性がある」の証拠写真。
太陽が二つあるように見える。
1391a109f723363776aff0288def4cbe.jpg
posted by 究明 at 08:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 事件・事故・暗殺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月31日

精子は減っているのか?

いろいろ資料を調べる中で、精子数の数値に変化がないという結果もあります。これについて、あるサイトでは、減少説は民間の研究結果、変化無しは環境庁と厚生省の国の機関によるものという指摘があります。精子数調査のやり方に問題があるという指摘もありますが、大方は精子数減少を指摘する調査が多く、国際的な見方でもあります。

グラフを探すと、変化無しのグラフは見つからず、減少傾向を示すものばかりです。以下は日本内外を含めての代表的なグラフ三つ。
精子数1.jpg


精子数2.gif


精子数3.png

調査はほとんどが先進国のものばかりなので、その他の国のことはわかりません。私なりの推論を交えて言えば、戦前戦後ならば、男性の精子数は約1億〜1億5000万個/ccでした。それがある時期から急激に減り始めて、今現在は4000万個〜5000万個/cc。さらに、日本の場合、中年は8000万個くらいあるのに、20歳代が4000万個くらいしかないという報告もあります。

精子数の正常値(妊娠可能)はいくらかといえば、昔は5000万個だったという説があり、それならばすでにその域に達しています。しかし、それがいつの頃か2000万個になっていたようです。1500万個という人もいますが、大方は2000万個以上が妊娠可能数値のようです。

それでは、このまま減り続けるといつ頃平均が2000万個に達するのか。これには、いつ頃から減り始めたのかが問題です。

1945年に1億5千万個/cc、2010年に5000万個/ccとするならば、おおまかな計算でいけば

減少開始年 1945年ならば 2000万個到達時期 2030年
減少開始年 1960年ならば 2000万個到達時期 2025年
減少開始年 1970年ならば 2000万個到達時期 2020年

病院に行けば、原因としてストレス、アルコール、喫煙、肥満・糖尿病、病気や薬の影響、精巣の損傷もしくは機能障害等々になるわけですが、この世界的規模での減少に関しては、別な原因、つまり食品添加物・ダイオキシン・農薬、医薬品(合成ホルモン)・天然物質・産業化学物質等の環境ホルモンが問題視されます。それらが原因とすれば、世界的規模では70年代当たりからではないか。とすると、そろそろ妊娠不可能な男性が増えて来るはずです。

F1(一代限りの種による作物)による影響に関しては、私が調べた範囲ではありませんでしたが、F1の認知度が低いせいではないかと思います。F1は花粉のない作物で、人間に例えれば、男性の不妊にあたりますし、スーパーやコンビニ、ファミレス等で供される野菜はすべて、、とにかく周りの果物以外のすべての野菜類はすでにF1だらけです。

つまりは人間が科学力で作り出したものをできるだけ身体に入れない方が良いという結論です。しかし、余りに蔓延し過ぎているし、どこに化学物質が含まれているのかさえ、段々とわからなくもなっています。また、止めるに止められないものもあります。ただ、注意を払うか払わないかで、大分違うとは思います。コンビニはできるだけ使わないとか、外食より家でまともな食事をするとか。空気の悪いところには長居しないとか、、。

しかし、問題は今の社会の効率性、経済性を重んじるところです。F1の野菜作りも添加物だらけの加工食品も、効率と経済を極めた結果なのだと思います。これに対抗するには、世間に反して自分の生活の効率性や経済性を低下させるしかありません。非効率的、非経済的になりますが、どちらが長い目で見て、子孫の命取りになるか?それは日々のひとつひとつの行動、決断の中に常に存在しているのを感じます。その蓄積の結果です。

例えば、コンビニや外食で済ますか、家で作って食べるか?楽な方を選ぶのが人間ですから、抗えないところもありますが、安全性を求めるならば、抗う人にならざるを得ないのです。時間をかける、金をかける。

また、精子数減少ばかりでなく、異常精子が増えているという指摘もあります。精子問題に関しては、温暖化や地震等々と同じか、それ以上に人類の深刻な一大事なのに、何故国際的に大規模な調査をしないのか?それが不思議でなりません。これも効率性や経済性を重んじる世界中の企業に問題が発生するからでしょうか?
精子.gif
      こういう精子の形もあるようです。

調べていて、他に興味深い資料があったので、転載します。

1、卵子

年齢とともに卵巣内の卵子は少なくなっていくのですが、その減り方は左のグラフ(図1)の通りです。女性が生まれる前には、既に、その卵巣には約200万個の卵子が備わっています。ところが、その後は減る一方で、月経のはじまる思春期頃までには、約180万個が自然消滅し、約20万個にまで減ってしまいます。そして、月経がはじまってからは、一回の周期に約1000個、1日に換算すると30〜40個も減り続けると言われています。さらに、30代半ば以降はそれに拍車がかかり、37歳で約2万5千個、そして、閉経をもってゼロになってしまうのです。

卵子.gif


2、性的早熟
 
 女性ホルモン様物質に胎内で被曝すると、思春期に達する時期が早まることが知られています。先進諸国の女性は思春期に達するのが早まっているといわれています。この原因は子宮内での女性ホルモン様物質被曝ではないかとされています。
 
 1997年のハーマン=ギッデンスらのグループの報告によると、8才で陰毛が生えたり、乳房が発育するのはかっては1%程度でしたが、現在では黒人少女で48.3%、白人少女で14.7%に達しており、3才でも黒人少女で3%、白人少女で1%に達しています。黒人は白人より性的早熟に達するのが早いことがわかっていますが、この原因には人種による差の他に、生活環境の影響も考えられています。このような現象は、ホルモン類似の化学物質を含むヘアケア製品を使用した少女たちでも観察されています。
性的早熟.jpg

 
 環境汚染物質として知られているPCBやDDEなどにも性的早熟を進める性質があります。アメリカの国立環境衛生学研究所のローガン博士は、1979年から1982年にかけて妊婦の血液と母乳中のPCBとDDEを測定し、臍帯中から集めた胎児の血液を調べ、子ども600人の身体的発育と成熟を追跡をしました。その結果、生まれる前に化学物質被曝が多かった少女は、被曝が少なかった少女より、11ヶ月も早く思春期に入りました。男の子では影響は見られません

3、汚染・化学物質被爆
 
 1976年のイタリアのセベソで、農薬工場の爆発によってダイオキシンの高度被曝を受けた人々がいました。最大のダイオキシン汚染を受けた地域に住んでいた親から74人の子供が産まれました。その中48人が女性で26人が男性でした。男女比は0.351で、女性が特に多く生まれました。1985年後男女比は正常にもどりました。
 
 農薬DBCP散布をしていた労働者の中数人の男性が不妊となりました。さらに重要なことは、子どもを作れた労働者では、女の子が3倍も予想より多く産まれたことが報告されています。
 
 オランダの農薬に被曝した労働者では、男の子が正常の半分以下しか産ませんでした(性比 0.248)。(転載終わり)

余談:各家庭を回るガス会社の人が言っていましたが、大規模農家の特にハウス栽培をしている家には障害児を目にすることが多いといっていました。その人の印象ですから、本当のところはわかりませんが、農薬過多の影響がある可能性はあります。偏見かもしれませんし、事実かもしれません。農家のためにも、国民全体のためにも、こういうことは政府自ら調査すべきだと思います。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。